アンダルシアの強い光を受けた丘は、遠くから見ると雪をかぶったように白く見えます。 けれど、そこにあるのは雪ではありません。海の記憶を含む石灰質の土、アルバリサです。その白い丘で育った葡萄が町へ運ばれ、天井の高いボデガで樽に入り、目に見えない酵母と長い時間に預けられると、やがて世界で「シェリー」と呼ばれるワインになります。 シェリーという言葉から、甘い琥珀色の酒を思い浮かべる人もいれば、食前に冷やして飲む淡い辛口を思い浮かべる人もいるでしょう。どちらも間違いではありません。フィノ、アモンティリャード、オロロ ...